ダポキセチンが配合されている薬、ロメント

ダポキセチンの医学的な位置付け

ダポキセチンは当初は抗うつ剤として使用されてきました。ダポキセチンを服用することで、セロトニンというホルモンが神経の末端へと取り込まれていく仕組みを阻害することにより、脳の中にあるセロトニンを増加させるシナプスの働きを促進させます。この作用によって、セロトニン濃度を増やし、脳の興奮を抑え、リラックスさせる効果があります。しかし、ダポキセチンを服用しているうつ病患者から、性行為時において、射精に至るまでの時間が長くなったとの報告があり、男性用の早漏改善薬として開発されてきました。

男性用の早漏改善効果としては、前述の通り、脳のセロトニン濃度を増やすことにより、興奮を抑えるという効果がありますので、早漏で悩む男性の興奮状態を鎮め、射精までの時間を延ばします。しかしながら、根本的な治療薬としてではなく、対症療法的な位置付けのものですので、効果を発揮させるには、性行為の前にその都度服用する必要があります。効果の持続時間は5時間から6時間程であり、性行為の60分前から180分前に服用する必要があります。

ダポキセチンは、世界各国では医学的に早漏改善のための医薬品として認可を受けており、様々な製品が販売されていますが、残念ながら日本では厚生労働省の認可はまだ受けていないという状況です。そのため、一般の薬局・ドラッグストア等で購入することはできません。ただし、個人使用目的に限り、輸入が認められていますので、入手自体は可能です。

尚、全ての薬に副作用があるように、ダポキセチンにも副作用が存在します。頭痛・嘔吐感・血圧の上昇・腹痛・下痢・むくみ・疲労感・不眠・蕁麻疹・発疹・呼吸異常等が報告されています。万一、そのような作用が出た場合は、医師に診察してもらうようにしましょう。